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「SPYDってどんなETFなの?」
「SPYDのメリットが知りたい」
「SPYDのデメリットが知りたい」
こういった疑問に答えます。
- SPYDとは
- SPYDのメリット
- SPYDのデメリット
私は、インデックス投資・高配当株・仮想通貨など投資に関する情報発信を行っています。

米国高配当ETFとして人気の高い、「SPYD」は一度はきいたことがあるかもしれません。
しかし、SPYDって具体的にどんなETFなのかわからないという方に向けて、解説していきます。
それでは、解説していきます。
SPYDとは

まずSPYDについて簡単に説明します。
正式名称は、SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETFです。
世界3大証券会社の1つである、ステート・ストリート社によって運用されています。
「S&P500高配当指数」に連動した投資成果を目指すETFです。
この指数は、「S&P500指数の採用銘柄のうち配当利回りが高い80銘柄」を選定しています。
配当金は年4回(3月, 6月, 9月, 12月)に配当されます。
SPYDのメリット

SPYDのメリットを3つ紹介します。
配当利回りが圧倒的に高い
1つ目は、米国高配当ETFの中では、配当利回りが圧倒的に高いことです。
- SPYD 4.8%
- VYM 3.1%
- HDV 3.4%
他の米国高配当ETFに比べて、配当利回りは1%〜2%ほど高いです。
SPYDの配当利回りの高さは目を見張るものがあります。
SPYDに投資をする多くの人の目的は、「高い配当利回りを得たい」ことだと思います。
詳しいSPYDの配当利回りの推移に関しては以下の記事をごらんください。

ゆるやかな株価上昇がみこめる
2つ目はゆるやかな株価上昇がみこめることです。
SPYDの株価は、長期的な右肩上がりを続けています。
株価は、過去5年での平均年利が約4.4%です。
コロナショックで暴落しましたが、一年間でコロナショック前の価格まで回復しています。
経費率が低い
3つ目は、経費率が低いことです。
SPYDの経費率は0.07%であり、格安です。
経費率とは、年間運用手数料のことであり、ETFを購入する際に
最も気にすべき手数料です。(投資信託でいう「信託報酬」です.)
100万円購入しても、年間700円しか手数料がかかりません。
ひどいものでは、運用手数料が1%以上(年間1万円)などもザラにあります。

SPYDのデメリット

SPYDのデメリットを3つ紹介します。
景気変動に弱く、減配の可能性も高い
1つ目は、景気変動に弱いことです。
コロナショックがおきた2020年では、9月の配当金は、前年同期比40%減の大減配を行い、
多くの投資家を驚かせました。
SPYDを購入する際は、減配されることも必ず頭の隅に置いておくべきです。

対策としては、不景気に強いHDVと組み合わせて、投資を行うことがおすすめです。

分散性が低い
2つ目は、分散性が低いことです。
銘柄数は、80銘柄とやや少なめです。
また、セクター(業種)の偏りが多く、金融・不動産といった景気敏感株が上位を占めています。
分散性を高めるには、SPYDやHDVと組み合わせることがおすすめです!

まだ歴史が浅い
3つ目は、歴史が浅いことです。
SPYDの設定日は、2015年10月と設定されてから日が浅いです。
よってデータが十分集まっておらず、今後どうなるかの予測が立てづらいです。
ちなみに、SPYDはこの5年間、増配や減配を繰り返しており、配当金はあまり安定していません。

SPYDとは?メリット&デメリットを紹介 まとめ
本記事のまとめです。
- SPYDのメリット
- 配当利回りが圧倒的に高い
- ゆるやかな株価上昇がみこめる
- 経費率が低い
- SPYDのデメリット
- 景気変動に弱く、減配の可能性も高い
- 分散性が低い
- まだ歴史が浅い
SPYDについて、詳しく解説してきました。
SPYDのメリット・デメリットについて理解した上で、投資するとより深い投資ができるのはないかと思います。
SPYDはなんといっても高い配当利回りを狙えるおすすめのETFですので、ぜひ検討してみてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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