
「米国高配当ETFのリスクが知りたい」
「米国高配当ETFのリスクを避けるためにはどうすればいいの?」
こういった疑問に答えます。
- 米国高配当ETFのリスク
- 米国高配当ETFのリスクを避ける方法

私は、米国高配当ETFのVYM・SPYD・HDVに投資を行っています。

米国高配当ETFは素晴らしい投資先ですが、もちろんリスクがあります。
リスクとは悪い意味だけは、ありません。
リスクがあるからこそ、リターンを得ることができます。
そこで、リスクを正しく理解して、自分に合ったリスクにするために適切な対策を取ること重要です。
それでは、早速解説していきます。
米国高配当ETFのリスク

米国高配当ETFの大きなリスクを2つ紹介します。
減配リスク
1つ目は、減配リスク・暴落リスクです。
減配リスクとは、配当金が減ることにより、実際に手元に受け取るお金が減ってしまうことです。
特に、セミリタイアやFIREを目指す人にとっては致命的なリスクです。
例えば、2020年9月にSPYDは、40%超の減配を行いました。
配当金生活する人にとっては、お給料が40%減ってしまったようなものですから、たまったものではありませんよね。

為替リスク
2つ目は、為替リスクです。
為替リスクとは、円高(円の価値が高くなり、ドルの価値が減ること)が進む事により、受け取る配当金が減ってしまうことです。
米国高配当株ETF配当金はドルで得ます。
日本で生活する私たちは、円で生活しているため、ドルを円に変える必要があります。
よってドルの価値が減ってしまうと、実際に受け取る日本円は少なくなってしまいます。

円高って何?
円の価値が高くなり、ドルの価値が低くなる事です。

1ドル=100円が、1ドル=90円になった場合を考えます。
1ドルを得るのに、必要な円が少なくなります。
つまり円の価値が高くなっていますよね。
この時、円高と呼びます。
米国高配当ETFのリスクを避ける方法

1つのETFに集中投資しない(減配リスクへの対策)
1つめは、1つのETFに集中投資しないことです。
配当利回りが高いSPYDだけに投資をするなどすると、かなり危険です。
米国高配当ETFを持つときは、VYM・SPYD・HDVを組み合わせることで、減配指数を小さくすることができます。
高配当株ETFの比率に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

日本高配当株を組み合わせる(為替リスクへの対策)
2つ目は、日本高配当株を組み合わせる事です。
為替リスクへの対策になります。
日本高配当株に投資をすれば、配当金は直接日本円で受け取る事ができます。

どのETFを買えばいいの?
残念ながら現在、おすすめできる日本株の高配当ETFはない状況です。

しかし、SBIネオモバイル証券を利用すれば、日本個別株を1株から購入することができます。
ぜひ自分だけのポートフォリオを作成してみてください。

米国株と日本株はどのくらいの比率にしたらいいの?
基本は、半々の割合で持っておくのがバランスが良いと思います。

あとは、個人の好みに合わせて調整して行きます。
私自身は、米国株の増配率の高さに魅力を感じるので、米国株多めのポートフォリオです。

米国高配当ETFのリスクとは?まとめ
本記事のまとめです。
- 米国高配当ETFのリスク
- 減配リスク
- 為替リスク
- 米国高配当ETFのリスクを避ける方法
- 1つのETFに集中投資しない(減配リスクへの対策)
- 日本高配当株を組み合わせる(為替リスクへの対策)
米国高配当ETFのリスクを知っていると知らないのでは、今後の投資への姿勢が大きく変わってきます。
今の投資スタイルだと、ちょっと不安だなという方は、ぜひ今回紹介した対策を行ってみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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