
「インデックス投資から高配当株に乗り換えってしていいの?」
「資金をインデックスで増やしてから高配当株にしていいの?」
こういった疑問に答えます。
- インデックス投資から高配当株に乗り換えをおすすめしない理由
- 高配当株に乗り換えしない選択肢



私は、インデックス投資・高配当株をメインとして投資の運用・情報発信を行なっています。
セミリタイアやFIREなどを考えている方で、将来的にインデックスで資金を売って、高配当株に乗り換えようと考えている方も多いのではないでしょうか。
実は私も、投資を始めた当初、将来的に乗り換えを考えていました。


しかし、結論から言うと、乗り換えはあまりおすすめしません。
それでは、解説していきます。
インデックス投資から高配当株に乗り換えをおすすめしない理由


リタイア時に、売り時と買い時を考える手間がある
1つ目は、リタイア時に、売り時と買い時を考える手間があるがあることです。
具体的には、
- 高値でインデックス投資を売って
- 安値で高配当株を買う
ことをしなければ、乗り換えのメリットを活かすことはできません。


高値でインデックス投資を売って、高値で高配当株を買えば問題ないんじゃないの?
一見大丈夫のように思えます。しかし税金の問題があります。


税金が多くかかる
2つ目は、税金が多くかかることです。
具体的には、次の2つがかかります。
- インデックス投資の売却時に20%の税金
- 購入した高配当株の配当金に対して、20〜27%の税金
売却しなければ、どちらか一方でよかった税金が、二重にかかってしまいます。
かなり非効率な投資になってしまいます。
もちろん、それでもインデックス→高配当株に乗り換えたいという方を否定するつもりはありません。


ただし、こういったデメリットがあることを理解してから、実行してください。
高配当株に乗り換えしない選択肢


ここからは「乗り換えいまいちだな・・・」と思った方に向けて、
高配当株に乗り換えしない選択肢を2つ紹介します。
4%ルールを使ってFIREする
1つ目は、4%ルールを使ってFIREすることです。
- この研究は、1998年に研究され、トリニティスタディと呼ばれています。
- 1926年から1995年の70年間を対象期間として、株式50%債券50%のポートフォリオを組みました。
- すると、30年後には95%の確率で資産が減らないことがわかりました。
- そして減らないどころか、なんと増えていたのです。
わざわざ高配当株に乗り換えなくとも、4%ルールを使えば、インデックス投資でもFIREは可能です。
ただし、4%ルールにも弱点はあります。
詳しくは、以下の記事で解説しています。


高配当株投資を並行して行う
2つ目は、高配当株投資を並行して行うことです。
つまり、インデックスは売らずに、高配当株も買っていくと言うことです。
私自身もこのやり方を採用しています。


インデックス投資と高配当株の欠点を補い合いながら、バランスの取れた投資をすることができます。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。


インデックス投資から高配当株に乗り換えはありか?まとめ
本記事のまとめです。
- インデックス投資から高配当株に乗り換えをおすすめしない理由
- リタイア時に、売り時と買い時を考える手間がある
- 税金が多くかかる
- 高配当株に乗り換えしない選択肢
- 4%ルールを使ってFIREする
- 高配当株投資を並行して行う
私個人的な意見としては、乗り換えは、おすすめしません。


しかし、投資には個々人が納得したやり方で行うのが大切です。
最終的には、ご自身が納得した投資手法を選択してみてください。
なお、おすすめ証券口座は、
- インデックス投資:楽天証券で投資信託を運用
- 米国高配当株:SBI証券でETFを運用
- 日本高配当株:SBIネオモバイル証券で個別株を運用
ここまで、読んでいただき、ありがとうございました。
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