
「景気動向指数と景気ウォッチャー指数って何?」
「景気動向指数と景気ウォッチャー指数の違いは?」
こういった疑問に答えます。
- 景気動向指数と景気ウォッチャー指数の違い
- 景気動向指数と景気ウォッチャー指数の推移
私は、投資に関する情報発信を行なっています。

景気動向指数や景気ウォッチャー指数は、一度は聞いたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
言葉も似ていて、違いが分かりづらいですよね。
本記事を読めば、もう迷うことはありません。
それでは、解説していきます。
景気動向指数と景気ウォッチャー指数の違い
景気動向指数とは
景気変動指数(CI)は、景気の変動の大きさやテンポを表します。
景気全体の現状を知ったり、将来の動向を予測するために使われる指標です。
産業・金融・労働など、経済に重要かつ景気に敏感な28項目の景気指数を元に算出されています。
複数の指標における変化率を合成して作られていることが特徴です。
基準となる年を100として、
- 100より上昇している:拡張局面
- 100より下降している:後退局面
100を一時的に上回ったからといって、景気が拡張していると一概には言えません。
景気の大きな流れを見るためには、長期間において100をを上回っているかを確認しましょう。

景気ウォッチャー指数とは
景気ウォッシャー指数(DI)とは景気動向の指標です。
- 百貨店・スーパー・コンビニなどの小売店
- タクシー運転手
- レジャー業界
など景気に敏感な業種へのインタビュー結果を元にしています。
人から直接インタビューを行なっていることが特徴です。
質問例
- 今月のあなたの身の回りの景気は、良いと思いますか、悪いと思いますか。
- 今月のあなたの身の回りの景気は、3か月前と比べて良くなっていると思いますか、悪くなっていると思いますか。
2000年から内閣府が毎月調査し、発表を行なっています。
50を中立とし、景気が横ばいであることを示します。
景気動向指数と景気ウォッチャー指数の違い
景気動向指数と、景気ウォッチャー指数はどちらも景気の動向を示す指数です。
違いは算出方法です。
- 景気動向指数:産業・金融・労働など、経済に重要かつ景気に敏感な28項目の景気指数を元に算出
- 景気ウォッチャー指数:景気に敏感な業種へのインタビュー結果を元に算出
景気動向指数と景気ウォッチャー指数の動向
景気動向指数

ただし、2021年3月現在は100を下回っています。
今後の動向に注目です。
景気ウォッチャー指数


景気ウォッチャー指数を景気をみると、景気は依然として悪いと言えます。
- 現状判断(3ヶ月前と比較した調査)
- (2〜3ヶ月先の景気の先行き)
ともに50を下回っており、日本に済む人々は景気が悪いと感じていることがわかります。
景気動向指数・景気ウォッチャー指数とは?違いを解説
本記事のまとめです。
- 景気動向指数
- 産業・金融・労働など、経済に重要かつ景気に敏感な28項目の景気指数を元に算出
- 景気ウォッチャー指数
- 景気に敏感な業種へのインタビュー結果を元に算出
今回した指数をチェックして、景気の動向を抑えてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント